yutaka027’s diary

【閲覧注意】詩的表現の多々

夢で見た世界


店長の電話で始まった。
山田さんと今井くんとでノーゲスだからご飯を作って食べていた
電話が鳴ったからでたんだけど店長の声がなかなか聞こえない
とりあえずきり、また電話がなったから
受話器を取った
しかし上手く聞こえない
こちらから今度はかけたがなかなかつながらずしばらくそのままでいたら店長本人が店に帰ってきた
受話器を耳に挟みイラついた様子で、見たことないヘルプの人を何人か連れながら店に入った
その店はむかし住んでたやま平の中とそっくりだった
慌てて私らは食うのをやめ、仕事をはじめる
そこでヘルプの女の子たちとなにかはなす
何を話したかはなにも覚えていない

そこで今度は舞台は同じやま平でちがうストーリーが始まる
きっと山田さんと今井くんたちが両親と代わる。そして昔生きていたばあばがでてくる。
ご飯を作って食べるのを待ってたんだ。3人は。多分ばあばの帰りを待っていたのかもしれない
秋の夜静かな家の中、風が窓の隙間を通ってひゅうと薄気味悪い音が背筋をなぞる
その風が吹くたびに別になにかの気配を感じてしまう
私は食卓から立ち上がり、不気味なほうへ近づいていく
窓の鍵を閉め、扉の鍵を閉め、これでもかと入念にチェックしてからまた席についた。
しかし何度も何度もせわしなく音は徐々に回数が増え、気配はゆっくりと近づいてくる
ばあばが部屋に戻ってきて、食卓ではない玄関近くの部屋にいるとき
そこで気配は正体を明かしたのだろう
私は別の部屋から外に出て玄関の施錠を確かめた
鍵は昔からこのような状態でしたと言わんばかりにごく自然な様子で開いていた
私はひどく混乱していた
もう一回食卓に戻りばあばのいる部屋を心配そうに眺めることしかできなくて、耳をそばだてながら見ていた
やけにその中は静かで我慢できなくなった私はついにその部屋を開けた
中のばあばは無傷で窓のそばで伸びをした後ぼんやりと立っていた
窓は開いていた
きっと気配に命令されて開けたのだろうと勝手に想像した
いつもと代わる様子はなくまったりとした様子だった
部屋の中もなにも変化はなく、同じ記憶をまた繰り返すだけで今日という日を通り過ぎようとしていた、無理やり
本当は部屋は知っている
その中で何が起こったのか、鮮やかに覚えているんだ
でも今もなお平然としてなかったことのようにしようとしている
このままここにいたら危険だ
と本能的な感覚が全身に流れた
ばあばがきっとこんなになにも動ぜずに穏やかなのは理由がある
無理やり動かしたくはなかったし、ばあばの家なのでわたしは彼女を置いて両親とともに部屋を出た
絶対にその気配に見つかってはいけないと半ば宿命的に完全な意思としてわたしの中に埋め込まれる
それは両親にも入っていったようだった
必死に走り逃げまくる
近くの団地に逃げ込んだ
私と両親は走っている途中に別れてしまった
大丈夫だから、また合流しよう
そう言葉を残して走っていったその後ろには気配がすぐ側にあった
両親のほうについたため、わたしはうまく巻けた
団地の子供のものだろう鍵のかかっていない自転車を盗み、これでここから少しでも遠くに行こうと逃げた
ハンドルがフニャフニャ曲がってしまい上手く握れないからスピードが出しづらい
足も重力がなくなったように軽くなり力が入らない
しかしわたしは漕ぎ続ける
そして脳内に連絡が入った
両親を捕まえた、と
この団地の一室に収容しておいた
食料はなにもなく一切出られないようにしてあると、
父はそこにはいなく、派遣としてどこかに送られ働かされているようだ
わたしはそいつから逃げるため少しでも遠くに移動しながらもなんとか母のめんどうを見るため1日1回、気配が眠る朝の4時から7時の間に母の元へ帰った
その時から団地に入ると体が宙に浮いて空を自由に移動する事が可能になった
団地の裏を回りベランダ側につくと体を宙に浮かせ、母がどこにいるかを探した4:20
住人はすっかり寝ていた、母は奥の塔の最上階に居た
角部屋で部屋はガランとなにもなく、白いかべに白い床で電気はついていなかったまるで牢屋だ
部屋は綺麗で火事をする用事もなくて、母は体力もほぼなくなってきているから白い床に崩れるように座ってから一度も動いてないかのようにずっと同じ体勢で張り付いていた
しかし生きるために一生懸命だったから目は弱りながらもまだ一筋光が見えた
そして必ずわたしが帰ってくることを糧に生きていた
わたしは外から食べ物や飲料を母に届けた
わたし自身は決して母のいる部屋に入ることはできない
同じ布団に入り温もりを分けあいながら眠ることもできなかった
ただ、お互いの安否確認を窓辺ですることが私たちの心を落ち着かせる唯一の救いであり、楽しみだった
その日はちょっと母の元にいる時間が長くなって既に6時前だった
早く出ないと他の階の住人が起き始め、体を宙に浮かせながら移動しているわたしの姿を住人に見られてしまうから
その前に住人のベランダに上がり込み必要なものや食べ物などをまどの外から盗んでそれを母に届けなければならない
わたしは体を浮かしながら下の階に移動した
部屋の中はどの部屋もカーテンがなく、中が丸見えだった
部屋は電気が消えていた
窓はとても薄くできていてわたしの場合手を伸ばすとぐにゃりとそこがスライムのように曲がり腕が貫通するから中のものが取れてしまう
人が安らかに眠っている音が聞こえた
ひとまず落ち着くとひどく喉が乾いていたことに気づく
ベランダにある、花に水をやる用の水なのか犬の飲み水なのか、もしくは雨水が溜まったものなのか一目見て判断し難い入れ物に溜まった綺麗ではない水を飲み干した
その横のペットボトルに入った水を母用に持った
花は小さくてピンクと紫とオレンジが綺麗に咲いていた
それから斜め右に降りると窓近くに子供が寝ていてすこしひびった
こんなにも人間の気配が恐ろしいと感じたことはない
起こさないようにと動作を注意深くさっきよりも丁寧な動きにした
その家では取れるものがなかったのでさらに下へ降りる
するとその階のベランダにはパンケーキが何枚か落ちていたのですかさず拾った
もう充分だから上に戻ろうとした時だった
中の人々が動き始めた
急いで上に上がろうとしたが上に上がる動作より下に下がる動作の方が目に留まりにくいと思ったのか下に下がった
どの階の住人も起き始め、わたしはさらに鼓動が早くなる
こんなに恐怖を味わったことはない
赤ちゃんと目があった もうだめだと思ったけど泣かずに面白がって見つめているだけだったから深く赤ちゃんに感謝した
一番下に着くと表に回り、また上にいっきに上がってその状態で裏に回り母のところに戻った
用をすませるとわたしは表に回るとまた一階に下りチャリを盗んでなるべく遠くに移動する旅に出た

 

夢日記ってやつです。起きてからも鮮明だったので記録。